スペアチューブ持ってますか?

私事で恐縮ですが、ここ10年間くらい、なぜか出先でパンクしないんですよね。ロードでも、MTB(←まぁ、そもそもチューブ入ってないですが…)でも、通勤のクロスバイクでも。自宅で気付いたら、空気が抜けていたというケースはありましたが、出先でパンクしないので、スペアチューブの出番が全くありません。ママチャリ以外、どのバイクにも必ずサドルバッグなどにスペアチューブを車載してるんですが…。日頃のタイヤの点検や空気圧の管理などをしっかりとしていることがパンクを回避できている理由だとは思いますが、それにしても運がいいと思っています。

パンクに関しては、ガラス片や金属片を踏んでしまったなどの不可抗力による要因がありますので、スペアチューブの携行は必須です。備えあれば憂いなし、油断せずに何かあった時の準備は怠らないことが重要です。

一般のシティサイクル(ママチャリ)でスペアチューブを車載しない理由。■自宅の近所の移動用なので、そもそもパンクして困るような遠くまで行かない。■車輪の着脱が簡単な構造でないため、出先でのチューブ交換は困難。

ということで、遠方へのサイクリングなど長い距離を走ることを目的としたスポーツサイクルは、チューブの交換のため容易に車輪の着脱&チューブ交換ができる構造になっています。スペアチューブは必ず携行して出かけましょう。もちろん、携帯ポンプとタイヤレバーも忘れずに。自分で交換する自信がない方でも、スペアチューブを持っていれば、通りすがりの親切なサイクリストが助けてくれることもあります。

お店にチューブを買いに行くとたくさんの種類が並んでいて、慣れていない方だと適合するサイズを見つけるのに苦労するかと思います。次の2点を必ず控えて買いに行きましょう。①タイヤのサイズ→側面に印字もしくは刻印されている数字「700×24」「24-622」など「×」や「-」でつなげられた2つの数字。②チューブのバルブの大まかな長さもしくはリムハイト(リムの高さ)。仏式バルブを前提とした解説です。

チューブ購入する際には「タイヤサイズの表記」をチェック

①タイヤの直径とタイヤの幅を表す数字です。適合した範囲のチューブの選びます。チューブは膨らんで伸びるものですので、タイヤサイズに対してある程度適合の幅を持って作らています。

「バルブ長」にも注意

②バルブ長の短いものを選んでしまうと、リムハイトが高い場合、バルブの先端がバルブホールより外に出ないため、当然ですが空気が入れられません。最近の自転車は40㎜以上のバルブ長が採用されいる場合が多いです。 ※仏式バルブを前提とした解説です。

メーカーによって、適合範囲が少しずづ違ったり、表記方法が違ったりします。ちなみに「パナレーサー」「IRC」「シュワルベ」のロードレーサー向け40㎜以上のバルブ長モデルはこんなパッケージ表記です。

パナレーサーはタイヤ幅「18~23」「23~26」の適合でのラインナップです。
IRCはタイヤ幅「18~26」での適合サイズです。
シュワルベはタイヤ幅「18~28」での適合サイズです。40㎜バルブ長でコア外せる仕様です。

↓ 当店でもチューブがけっこうずらっと並んでます。 販売用に全カテゴリー対応で陳列をしています。

ロード、MTB、クロスバイク、一般車、小径車、etc.、主要サイズはなるべく常時在庫するように心がけています。