『全体メンテナンス作業』のご依頼実績を集計してみました

※クロスは「クロスバイク」カテゴリーです

昨年の開店当初からの集計ではありませんが、作業明細の納品書のフォーマットが固まってきた「昨年秋頃から2020年9月までの約1年間」の「ご依頼作業の実績」をまとめてみました。

今回の集計の対象となるのは作業明細の納品書を発行している下記の「全体メンテナンス系の作業依頼」です。

  • 各種セットメンテナンス(A~Cの3コースが集計対象)
  • オーバーホール作業
  • フレーム交換&0分組立
  • 及び、これらの作業に準じるご依頼作業

※軽作業(定期点検、パンク修理、タイヤ交換など、当日仕上げの簡単なメンテや修理作業)は今回の集計実績には入っていません。

やはりそうなると圧倒的に「スポーツ車」系の作業実績が多く反映された件数の構成比になりますね。日々のパンク修理など軽作業のご依頼は「シティサイクル」や「電動アシスト車」が目立ちますが、本格的な全体メンテナンスとなると「ロード系(シクロ車やTTバイクなども含むと)」が半数以上の構成比率です。「クロスバイク系」の作業依頼も意外に私の予想より多く、大事にメンテナンスをされて乗っていらっしゃる方が多くなってきているのではないかと思います。スポーツサイクルにとってメンテナンスは不可欠ですが、使用頻度の違いなど車種別の特徴の違いが反映されていますね。集計には反映されませんが、「シティサイクル」や「電動アシスト自転車」でも「前後タイヤ&チューブ交換」+「全体軽点検」がスポーツ車でいう「オーバーホール系」作業に相当しますので、これらの車種がメンテナンスに対する意識が低い訳でもないとは思います(この辺の車種カテゴリーはもともとメンテナンスフリーな構造が多いため簡易作業で済むケースも多いです)。

昨年秋ごろから2020年9月までの 集計データです

メーカー別では「スペシャライズド」「キャノンデール」「ジャイアント」が上位にランクイン。全体としてはヨーロッパ系のローバイクメーカーもご依頼の件数が多い印象。こちらは全カテゴリーの車種をまとめて「メーカー別に集計」した実績です。

「キャノンデール」は90年代~2000年代前半のマウンテンバイクのオーバーホールがけっこうありました。「MADE in USA」時代のオールド世代が今でも大事に所有されていますね。「その他(国内)」はクロモリ系のオーバーホールも目立ちます。

意外な結果としては、あの「キャニオン」が今のところ1台もありません。もちろん日々の軽作業での作業依頼では「キャニオン」ユーザーの方もご来店いただいたことがありますが、オープンして1年数ヶ月、まだオーバーホール系のご依頼はありません。※当店では「キャニオン」の作業依頼をお断りすることはありませんのでご安心ください。

男女別比率ですが、現在の日本のサイクリスト人口の比率を反映したような感じですね。これも日々の軽作業のご依頼を含めると、確実に女性の方の割合は大きく増えると思います。「クロスバイク」などの軽作業依頼では女性の割合も高いですし、「3人乗り電動アシスト自転車」では当然ほとんどが女性のお客様です。女性のサイクリストは年々増えてきていますので、この比率でも昔に比べるとかなり女性ユーザーのの比率は高いのではないでしょうか。

バイシクルサポートは車種カテゴリーを問わずに、幅広く対応している自転車のメンテナンス専門のお店です。日常のちょっとした修理から本格的なオーバーホール作業までお気軽にご相談ください。日頃、多くのご依頼ありがとうございます。今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。(バイシクルサポート 代表 寺村 孝)