クロスバイクに『カゴ』を取り付ける

憧れのカッコいいスポーツサイクルを購入。「あれ?、なんか今までの普通の自転車と違う」と思うことの1つ、「カゴがない、荷物はどうしよう…」

普通のシティサイクルでは標準装備ですが、クロスバイクには付属していない部品がたくさんあります。

  • 前カゴ
  • スタンド
  • 泥除け
  • ライト
  • カギ

この辺りが代表的なところでしょうか。クロスバイクでも中には標準装備の完成車モデルもあったりしますが、そのほとんどがオプションパーツとして別に購入しなければなりません。「フロントライト」は車両として必須のアイテムなので、ほとんどの方が取り付けるかとは思いますが、その他のオプションパーツはクロスバイクを使う目的によって必要性のある方のみが選択して取り付ける場合が多いでしょう。

「実用性」を求める方(普段使い、お買い物用、通勤通学用など)はやはり普通のシティサイクルに近い装備が必要になってきます。逆に「スポーツユース」を求める方はこういった実用的なオプションパーツは無い方が逆に使い勝手が良かったりします。

そこで「前カゴ」ですが、クロスバイクとシティサイクルでは車体の構造が根本的に異なりますので、取り付け方法の要領も違ってきます。

シティサイクルの場合、もともと前カゴありきの設計ですので、一般的にはこのように前カゴが取付されています。

大きめのカゴがつけやすい(カゴの耐荷重の優位性)、走行時の安定性、ライト(前照灯)との組み合わせ、しっかりとしたスタンドがあるので駐輪中に倒れにくい、等々、やはり使い勝手ではシティサイクルに分があります

それに対しクロスバイクの場合、カゴの取り付けスペースに制限があるため、原則「クロスバイク向け商品」のカゴを選ぶ必要があります。車輪の固定方式もクイックレバー式が主流なので車軸にカゴ足の取り付けもできません。

取付方法①…カンチ/Vブレーキ台座を利用

esss『ATB-3ワイヤーカゴセット』
3,950円(税別・取付工賃別途)
カンチ・Vブレーキ台座+Fフォークブリッジのセンター穴の
3点で取付台座を支えます

最近はディスクブレーキ採用のクロスバイクも増えてきていますので、その場合カンチ・Vブレーキ台座の無い車種もあります。そういった場合はハンドルバーにアダプターをつけてカゴを取り付ける商品もあります。※また、カンチ・Ⅴブレーキ台座のないモデルの場合、「リアキャリア+後カゴ」も検討していただけるといいかと思います。

取付方法②…ハンドルバーに専用アダプター式

「KLICKFix」システム採用の代表的なメーカー「リクセンカウル」
リクセンカウル『フロントアタッチメント』KF810
2,500円(税別・取付工賃別途)
このタイプのカゴはアタッチメントだけを残して
カゴの着脱がワンタッチで可能です

このタイプの商品だと着脱が容易なので、時々しかカゴを使わないという方でしたら、普段はカゴを外して走行できるというメリットがあります。ただ、このタイプはハンドルでカゴを支えるため重心が上にきますので、走行時の安定性では不利になります。荷物が少なめの方でしたら、小さめのサイズのカゴがおすすめです。

リクセンカウル『ミニバスケット』KM826
4,200円(税別)
サイズW29×H19×Ⅾ20㎝

※取付工賃は車種やカゴのタイプによって異なります。一般的には500円~2,000円程度が目安です。

クロスバイクの修理の具体例

クロスバイクで相談件数の多い修理の具体例をランキングにしてみました。クロスバイクはスポーツサイクルの中でも一番用途の汎用性の高いカテゴリーですので使い道は人それぞれ。週末のサイクリングなどスポーツユースにお使いの方でしたら、定期的にメンテナンスをされている方も多いとは思います。その一方、デイリーユースでクロスバイクを使用されている方の場合、一般のシティサイクル感覚でメンテナンスを考えている方が多いのが現状かと思います。

そこで、あらかじめご理解をしていただきたいのが、

シティサイクル=メンテナンスの頻度が少なくても大丈夫な構造

スポーツサイクル=定期的なメンテナンスを前提とした構造

だということです。

クロスバイクもスポーツサイクルですので、やはり定期的なメンテナンスは欠かせません。スポーツサイクルの場合、「用途からして走行距離が長い」、「走行性を重視しているため軽量でデリケートなパーツが多い」、「ギアの構造が複雑」、など理由から、どうしても調整箇所が多かったり、パーツの消耗が早かったりします。(シティサイクルでもヘビーユーザーの方でしたら、同じことが言えますが…。)

ランキングは主にデイリーユースにお使いの方に多いトラブルです。普段通りに使用していても避けられないパーツの消耗が原因の場合と、日頃のメンテナンスを怠ってしまったことが原因の場合があります。日頃気をつけていただきたいこともあわせてコメントしてます。シティサイクルや街乗りに使っているロードバイクにも同じようなことが言えますので参考になさってください。

第1位…ブレーキシュー交換

症状:ブレーキが効かない、ブレーキの効きがわるい

原因:ブレーキシュー(パッド)がすり減っている

修理の具体例:Vブレーキシュー(シマノ/M70T3)交換・前後

       料金…4,832円

平均的な使用で1500㎞くらいが、交換の目安でしょうか。比較的消耗するのが早い部分だと考えていただいていいでしょう。クロスバイクはVブレーキ(写真)が採用されているモデルが主流です。制動力が強いのでよく効くということは、それだけブレーキシューがすり減るといことです。特に雨の日に使用される方は、交換の目安がかなり短くなります。新車納車時から2~3か月後で交換といったケースもあります。目視ですり減り具合は確認できますので、不安を感じたら早めに交換をしましょう。

第2位…チェーン交換

症状:チェーンが固まってしまった

原因:サビによる固着

修理の具体例:チェーン(シマノ/CN-HG71、8スピード)交換

       料金…4,369円

メンテナンスを怠って交換至る代表格です。本来は定期的に注油をしていれば長く使える部品です。特に自転車の保管場所が屋外で雨にさらされる場所の方は要注意です。こちらのブログを参照⇒『チェーンの交換時期』

第3位…シフトケーブル交換

症状:リア変速、トップ側に変わりにくい

原因:シフトケーブル内部のサビや汚れでケーブルがスムーズに動かない

修理の具体例:リアシフトケーブル(ステンレス製インナー&アウター)交換

       料金…2,550円

ケーブルが切れてしまってシフトが動かない。ケーブルが錆びて固着してしまってシフトが動かない。ここまでなってしまえば当然交換が必須ですが、何となくシフト操作がもたつく場合はケーブルが痛んできているサインです。特にトップ側(レバー操作解除側)への動きが悪いときはシフトケーブルの交換が必要な時があります。ケーブル類も雨に弱い箇所ですので、使用状況によって交換のタイミングを見極めましょう。特に異常がなくても2年に1度くらいは交換した方がいいでしょう。

第4位…タイヤ交換

症状:タイヤ、側面のヒビ割れ

原因:空気圧が少ないことによるタイヤへのダメージ

修理の具体例:タイヤ交換(IRCメトロ700×28C)クイックレバー式1本

       料金…5,000円  

タイヤサイドのヒビ割れ

全体的なヒビ割れだったり、表面のすり減りの場合は通常の経年劣化ですが、写真のような感じのヒビ割れですと空気が少ない状態で乗っていることが原因と考えられます。日頃から適正な空気圧で管理して使用することが重要です。    

第5位…ディレーラーハンガーのトラブル

フレームにリアディレーラーを取り付ける部分をディレーラーハンガーと呼びます。
アルミフレームやカーボンフレームの場合、ほとんどが交換式のディレーラーハンガー。
メーカー純正パーツのため各正規代理店で購入する必要があります。

症状:ディレーラーハンガー(以下、DH)が折れて走行不能

原因:外的要因で内側(ホイール側)にDHが曲がった状態のまま走行していて、ロー側に変速した際に、リアディレーラーを後輪に巻き込んでしまい破損

修理の具体例:DHの交換のみで済めば、DH代金+工賃1,500円のみの修理料金で済みますが、走行中にDHを折ってしまった場合は、そのはずみでリアディレーラー、チェーン、後輪などを損傷してしまうケースが多くあります。損傷がひどい場合にはそれなりに高額な修理になるケースがあります。乗車前点検で、事前にDHの変形に気づくことが重要です。異常に気が付いた場合にはロー側には変速しないようにします。そしてすぐにショップに相談をしましょう。※最近主流の交換式のDHはフレームの破損を避けるための安全装置のようなものです。無理な力がかかった時に先にDHが曲がるようにできていますので、取り扱いには注意が必要です。DHのトラブルはクロスバイクに限らず他のスポーツサイクルでも気をつけましょう。

★当店でご用意できるディレーラーハンガーもありますが、手配ができない車種もありますので、その際にはお客様自身で各メーカーの正規代理店でご購入をいただいてからのお持ち込みをお願いしております。詳しくはお問い合わせください。

※具体例の料金はいずれも税抜、工賃込み(パーツ代+工賃)の価格です。

※修理具体例の料金は平均的な目安として掲載をしています。自転車の状態、自転車の仕様によって料金は前後しますので、正確なお見積もりには実際に自転車を拝見させていただく必要があります。

デイリーユースのクロスバイクでも『日常のご自身での乗車前点検』&『定期的なショップでの総合点検』を行うことが重要です。