オーバーホールのシーズンになりました。

日頃、頑張ってくれている愛車も大掃除

寒くなって自転車に乗る頻度が少なくなってくるこの時期、年に1回の愛車のリフレッシュ作業『セットメンテナンス』コースはいかがですか。

作業内容例のご紹介です。

■対象車両:ボッテキア『スーパー8avio』シマノ105中心の仕様のロードレーサー

■使用状況:頻繁にブルベに参加されるなど、かなりアクティブなサイクリストのお客様。このレベルの使用頻度のユーザー様でしたら、日常のメンテナンス+年に1回の基本オーバーホールは必須だと思います。

ご依頼の作業:『プレミアム』コースをベースとした作業 (基本料金25,000円) 

  • ブレーキワイヤー交換
  • ブレーキシュー交換
  • シフトワイヤー交換
  • チェーン交換
  • ホイールの振れ取り
  • ギア周りの分解洗浄
  • 基本の安全点検

以上が基本料金内の作業内容になります。料金は部品代金込み+初期伸び再調整の整備保証付き。スタンダードなシマノステンレスケーブル類、スタンダードなグレード(105グレード)のチェーンを使用して部品交換を行いますが、差額でのアップチャージで特殊加工タイプのケーブル類やアルテグラグレード以上のチェーンに変更することもできます。また、同時にバーテープの交換作業(ドロップハンドルの場合)、タイヤの交換作業、ボトムブラケットの交換、なども別途オプション作業として承れます。一部、同時作業の場合セット割引あり。

■今回の実際の作業見積り

  • 『プレミアム』コース基本料金 25,000円
  • シフトインナーケーブル…シマノプティスリックにアップチャージ 622円×2=1,244円

合計26,244円+tax=28,868円

※今回のご依頼では、ケーブル類のみアップチャージでハイエンドなものに変更しました。回転系パーツ(ハブ、ヘッドパーツ、BBなど)のオーバーホール作業を同時に行うことも多いのですが、比較的最近に交換されているのでそこはスルー。また、ロードレーサーの場合、通常はバーテープ交換も同時に行うことが基本となりますが、たまたま最近バーテープを交換されたばかりだったので、上の部分だけを一度剥がして再度巻き直しをしました。(この場合は綺麗な仕上がりにはなりませんのでご了承ください)

受付方法のご案内

事前見積

お客様のご希望の依頼内容とあわせて、まずはバイクの状態を拝見させていただきます。おすすめのコースのご提案&オプション作業の提案を、実際のバイクの使用状況から判断させていただきます。そして、具体的な作業スケジュールの打ち合わせして進行させていただきます。

※見積り相談は随時受け付けています。特にご予約は要りません。

⇒ご予約日程で入庫

作業内容によりますが、『ベーシック』コースで1~2営業日、『プレミアム』コースで3~5営業日、で仕上がります。

※お急ぎでないお客様でしたら、事前見積→そのまま当日からお預かりすることも可能です。

⇒セットメンテナンスコース作業実施

基本、以上の流れで承ります。

今回の主要な作業箇所・工程はこんな感じです

チェーンをはじめギア周りの部品を取り外します
基本作業として、この程度までの分解を行った上で、洗浄作業を実施します
普段見えないところですが、かなり汚れてますね
Rメカのプーリーも汚れがたまりやすい場所です
スプロケットは外すと掃除がしやすい
Rメカ周りクリーニング完了
クランク周りクリーニング完了
BB周りもだいぶきれいになりました
BB周りはグリスを塗って再組立て作業
必要箇所にはそれぞれ注油作業
この基本コースではチェーン交換が含まれますので、今回はチェーンは洗浄作業を行わずに新しいものと交換
ギア周りの分解洗浄→再組立て完了

日常のメンテナンスでチェーンの汚れを落としていると、掃除をしている側からスプロケットやチェーンリングの汚れを拾ってしまって、エンドレスな感じになってしまう経験はありませんか?全部外してしまって掃除をした方が作業効率が良い箇所です。ちなみにギア回りの分解洗浄のみは6,000円(税抜)で承っています。

また、最近のプレスフィット系のBBは定期的にグリスを塗ってあげると音鳴り防止の効果もあります。

ホイールの振れ取り作業
ブレーキシューを取り外して交換します
ブレーキキャリパー周りもきれいになりました
バーテープを剥がして、ケーブル類を交換します
※今回は交換はしていませんが、ドロップハンドル仕様の場合、一般的にバーテープの交換作業(別途有料)が必要になります
ケーブル類を交換します
ブレーキ周りの再調整作業
シフト周りの再調整作業

『プレミアム』コースはブレーキ&シフトまわりの消耗品類を交換してからの再調整の作業内容になります。 通常の使用でも1~2年に1回程度は交換が必要な箇所です。交換すると操作感がかなりよくなりますので、定期的な交換がおすすめです。

あわせて安全点検の基本チェックリストの項目の確認作業も実施して作業完了です。