昨年もご報告させていただいた車種別の作業実績。今年度もこの1年間の当店の作業実績を集計する時期になりましたので、「最近はどんなご依頼傾向なの?」を少し振り返ってみます。
とにかく印象としては、車種カテゴリー、年代(最新モデルから懐かしいモデルまで)、幅広く多様化してきています。「ロード」「クロスバイク」の構成比が昨年度からダウンしてますが、このカテゴリーの依頼件数が減ったわけではなく、「ロード・クロス以外のカテゴリー」車種のご依頼が増えたことが要因です。
開業から2年目の今期ですが、トータルのご依頼実績件数も大きく伸ばすことが出来ました。日頃のご愛顧ありがとうございます。ユーザー様の自転車メンテナンスのニーズに応えられるショップの必要性を感じて作ったお店です。実際に営業を始めてさらにわかってきたニーズもありますし、今後もユーザー様のお役に立てるサービスを目指して参りたいと思います。
上位陣は昨年に続き同じような顔ぶれが並びます。何故か安定のスペシャとキャノンⅮ、販売台数の多い最大手メーカーのジャイアントが多いのは想像できますが、何の理由でこの2社の依頼が毎年多いのかはわかりません。ショップ勤務時代、ほとんどの主要メーカーを取り扱ってきた経験があるので、おおよそこのメーカーなら、こういった感じで、と予測を立てて補修パーツ在庫等の準備をしているのですが、意外なメーカー・車種が多かったりもします。純正パーツ(ディレーラーハンガーなど)が無いと修理対応できないこともあるので、この点が自分の中ではメンテナンス専門店として今後の最大の課題だと考えております。
こちらは昨年と全く同じ比率、データとして確立されている根拠がありそうです。ただ、昨年同様、パンク修理やタイヤ交換などちょっとした修理全般で見ると、日々の業務では比率はだいたい半々の感覚です。全体メンテナンスとなるとはやり「趣味性」が強い自転車の割合が高まりますので、そういったジャンルだとまだまだ男性の方が多い世界だと思います。ただ、これでも昨今の「スポーツサイクル」の流行で女性の愛好家はかなり増えています。
今期の作業依頼の特徴としては、
- 久しく乗っていなかった自転車を整備してほしい
- 昔、購入してほとんど乗っていなかった自転車の整備
- 以前はスポーツ用途だったけど、通勤や通学用に仕様を変えたい
こういった事情の方がけっこういらっしゃいました。
コロナ禍で「自転車での移動」が交通手段として見直されている背景が影響しているのではないかと思います。また同じくコロナ禍の影響で、自転車部品の供給に大幅な遅れが生じて「新車」を頼んでもなかなか入ってこない現状もあります。
昔に買った「いい自転車」が家に眠っているケースがあるかと思います。「復活させて乗りたい」相談はバイシクルサポートの得意分野です。 復活が可能かどうかは、状態(過去の使用状況、保管状態など)によりますが、 もしそんな自転車がありましたら、お気軽にご相談下さい。お見積りはもちろん、あまり詳しくない方でも、用途や目的のイメージだけお伝えいただければ、その自転車にあったプランをご提案させていただきます。