タイヤのサイズの話

「タイヤの交換をお願いいしたいんですが…」よくある☎でのお問い合わせ。ついつい反射的に「サイズは何ですか?」って返してしまうんですが、自分でもあまり親切な返答じゃないなぁと思います。ある程度詳しい人なら常識だと思っている自転車タイヤのサイズ規格でも、予備知識のない方からすると全く見当がつかない話です。

「大きめ」「小さめ」って相対的な表現ではタイヤのサイズは伝わりません(←たまに問い合わせ時に言われます)。自転車のタイヤは厳密な規格が定められています。タイヤとリムのサイズが合わないと当然取り付けできません。ややこしいのが、例えばよく耳にする「26インチ」でも車種によって違う異なる複数のサイズ規格があります。「MTBの26インチ」「ママチャリの26インチ」「ロードバイクの26インチ」それぞれの車種カテゴリーに26インチ規格がありますが同じサイズではありません。世の中の自転車のタイヤのサイズって5、6種類と思っている方もいるかもしれませんが、すべの車種カテゴリーを前提にすると相当の数です。対応径・幅、さらにタイヤではありませんがチューブのバルブの形状などを含めると3桁レベルの種類です。さらにフレームやブレーキアーチとのクリアランスも考慮する必要があります。

ただ、実際には「車種カテゴリー」内である程度サイズ規格が絞られるので、慣れている方が自分の自転車に限定すれば、それほど難しい話ではありません。

一般に、

「○○×○○」と表記されています。

前の数字がタイヤの直径で、後の数字がタイヤの幅です。単位は㎜の場合とinchの場合があります。ただし、この表記方法はメーカーのよっては紛らわしいケースもあるので、車種カテゴリーによっては少し注意が必要です。

そこで必ず確認しておきたいのが、「ETRTO(エトルト)」のサイズ表記です。

「European Tyre and Rim Technical Organisation」略して「ETRTO(エトルト)」です。

こちらの場合、

「○○-○○○」と表記されています。

前の数字がタイヤの幅で、後の数字がタイヤの直径です。※下の写真の赤丸の箇所がエトルト表記。

「700×24c」はエトルト表記「24-622」

「ETRTO(エトルト)」 は「メーカー」「車種カテゴリー」問わずに、世界的に統一された「タイヤサイズ規格」表記方法です。判断が難しい場合、このサイズをチェックした方が確実です。

バイシクルサポートでは各車種カテゴリーのタイヤを在庫しています。マイナー規格も「何かしら」あるようには努力しています。メーカー・モデルにこだわらなければすぐに用意できる場合が多いです。

※ただし、マイナー系の在庫量は少なめなので、お急ぎの場合は事前に確認をお願いします。

※頑張って在庫揃えていますが、それでも無いサイズが当然あります。ホントに星の数レベルに多い世界なので、その点はご理解、ご容赦ください。

チューブも各サイズ在庫持ってます。

チューブはポピュラー規格は「パナレーサー」中心、マイナー規格は「シュワルベ」中心に在庫してます。

チューブも各サイズ常備するようにしてます。

いずれにしても実際に自転車をお持ち込みいただければ、お客様自身でわからなくても、こちらでサイズはチェックいたします。それとサイズだけでなく「用途」によっての「タイヤ選び」もそれ以上に重要です。合わせてアドバイスしてますので、各車種「タイヤの交換」お気軽にご相談ください。

早いもので、開業から2年が経ちました

おかげさまでバイシクルサポートは2021年5月で開店から3年目の営業年度を迎えます。日頃の皆様のご愛顧に心より感謝申し上げます。オープン以来、車種ジャンルさまざまなユーザー様にご来店いただいております。予想以上に自転車のメンテナンスの重要性を理解していただいている方が多く、とても良い傾向だと感心させられました。これからもお客様のニーズに応えられるよう日々精進して参ります。引き続き、バイシクルサポートをよろしくお願いいたします。

バイシクルサポート 代表 寺村 孝

★2周年記念キャンペーン開催中★

「セットメンテナンスコース」をお申し込みで

『オリジナルサコッシュ(写真)』プレゼント!!

昨年同様、今年も限定記念デザインのサコッシュを作りました。2021年バージョンはジュート生地にブラウンカラーのロゴデザインでカジュアルな雰囲気です。

セットメンテナンス全コースすべてプレゼント対象です。基本安全点検(3,300円)も「オリジナルサコッシュ」プレゼントの対象になりますので、ぜひこの機会に愛車の点検・整備をご用命ください。

≪対象コース≫ 各コースの詳細はコチラ

  • セットメンテナンスコース A.プレミアム 27,500円
  • セットメンテナンスコース B.スタンダード 17,600円
  • セットメンテナンスコース C.ベーシック 13,200円
  • セットメンテナンスコース Ⅾ.クイック 6,600円
  • セットメンテナンスコース E.安全点検 3,300円

※いずれも税込み

対象期間:サコッシュがなくなり次第終了(数に限りがありますので予めご了承ください)

コンポーネントの載せ替え

今回はコンポーネント載せ替え作業のご案内です。「コンポーネント」とは自転車を構成する部品一式のことですが、一般的には「ブレーキ回り一式…ブレーキレバー&ブレーキキャリパー」と「ギア周り一式…シフトレバー、リアディレーラー、フロントディレーラー、スプロケット、クランクセット、ボトムブラケット、チェーン、(+ホイール)」を指す用語です。そして、フレームとコクピット回り(ハンドル、ステム、ヘッドパーツ)とサドル回りの部品を合わせて自転車が構成されています。

「コンポーネント」メーカーとして最も有名なのは、おそらくほとんどの方が知っている日本の「シマノ」。その他だと「カンパニョーロ」「スラム」などがメジャー。そして車種のカテゴリーごとに「グループ」がラインナップされています。ロードコンポの「シマノ・105(イチマルゴ)」「シマノ・アルテグラ」「シマノ・デュラエース」などと言ったモデル名は聞いたことがあるのではないでしょうか。今回は互換性の解説は割愛しますが、自分の自転車に何が使えるのかどのサイズを選べばいいのか互換上どの組み合わせが正しいのか、その辺りを確認して「コンポーネント」を選ぶ必要があります。

当店の105コンポーネント載せ替えオーダーシートのイメージ

完成車で自転車を購入すると、ロードバイクの場合「シマノ105仕様なら15~20万円」といった感じでおおむね相場によって採用されているコンポーネントが決まっています。もちろん、フレームがカーボンかアルミ、ディスクブレーキかリムブレーキ、などの要素でも価格帯は変わってきます。

  • クラリス
  • ソラ
  • ティアグラ
  • 105
  • アルテグラ
  • デュラエース

「シマノ」のロード・コンポーネントのグレード順です。「デュラエース」が最高峰グレードです。「値段がかなり違うけど、何が違うの?」って聞かれると、一言で説明できませんが、簡単にお答えすると「性能が違います。グレードが上がるほど当然よくなります。」ってことです。現在ご自身のバイクはどのグレードでしょうか。「コンポーネント」を上位モデルに載せ替えることで、自転車のパフォーマンスは当然良くなります。

「ソラ」がついているけど、「105」に載せ替えてグレードアップしたい、といういことが可能な訳です。

それと「コンポーネント載せ替え」の目的として多いのが、「メンテナンス」や「オーバーホール」をしても無理なケースです。とくにギア周りなど長く乗っていると部品自体が削れて摩耗してきます。ケーブルやチェーンなどの消耗品を交換しただけでは回復しないことも。そういった場合は「コンポーネントの載せ替え」作業が必要になります。

また、古いMTBクロスバイク(2~30年前の7段や8段仕様)のレストア作業として、載せ替えるケースもよくあるご相談です。この場合、比較的安いコンポーネントのカテゴリーなので、コンポ一式+工賃で3~5万円で可能なケースも多いです。ちょっと思い入れのある自転車だったりするので、新車の買い替えと比較しても妥当な費用なので、検討される方がいらっしゃいます。

載せ替え作業工賃…基本、個別見積もりです

さまざまなケースが想定されるので、実車を拝見してから、お見積もりさせていただきます。(参考)ロード系なら2.5~3万円、クロスバイクなら2万円前後、が作業工賃の目安。いずれも 油圧ディスクでない 場合。

≪只今、キャンペーン中‼≫

※「105」以上のグレードコンポーネント一式を当店でお買い上げの場合⇒作業工賃がサービス価格になります。

  • デュラエース一式購入時工賃⇒10,000円
  • アルテグラ一式購入工賃⇒10,000円
  • 105一式購入時工賃⇒12,000円

(税別)

注.いずれもリムブレーキ標準仕様の場合です。油圧ディスクや特殊な内装ケーブルルーティンの場合は別途費用あり。

セットメンテナンスコース『A.プレミアム』

実はこのコースが一番お得なサービス価格設定です。他店様と比較しても、おそらく業界最安の料金かと…。(最安じゃなかったら、スミマセン。他店チラシを持参なさっても、これ以上安くなることはありませんので、あしからず。) セットメンテナンスコースはすべての自転車ユーザー様を対象に定期的に行っていただきたい整備プランです。このコースは「まとめて」行っていただくことで料金を 個別作業よりも サービス価格設定にさせていただいております。

セットメンテナンスコース『A.プレミアム』

25,000円(税別)

≪コースに含まれる基本作業内容≫

  • 基本安全点検&再調整
  • ブレーキシュー交換
  • ブレーキケーブル交換
  • シフトケーブル交換
  • チェーン交換
  • ホイール調整
  • セットクリーニングコース

上記、作業内容が部品代金込みで25,000円です。

※チェーンのグレードはシマノ105まで料金内作業

※ポリマーコーティングなど、ハイグレードケーブルを使用する場合はアップチャージ

※ディスクブレーキはアップチャージ

※フル内装のケーブルルーティン車はアップチャージ

※その他特殊仕様の場合は個別見積り

同時作業としておすすめのバーテープ交換(ドロップハンドル車の場合)を入れても、おおむね3万円以内のご予算で可能です。また、ケーブル類&チェーンをデュラエースクラスにアップグレードしても、~35,000円目安の作業になるかと思います。

自転車の状態によって、「セットメンテナンスA~Eの各コースがいいのか」「それ以上の本格的なオーバーホールが必要なのか」「もしくはパーツ(コンポーネント)を交換しなければダメなのか」は実際に拝見させていただいた上で整備プランをご提案させていただきます。なるべくわかり易くご説明させていただきますので、自転車に詳しくない方でもご遠慮なくご相談くださいませ。

ロードバイクユーザーの方であれば 「セットメンテナンスA .プレミアム」コースは1年に一度のおすすめメニューです。年に1回愛車をぜひ「リフレッシュ」しましょう。

クロスバイク小径車など、他のジャンルのスポーツバイクユーザーの方でも、使用状況に応じて、やはり定期的なメンテナンスは必須です。実施頻度はロードバイクと比較して少なくていいケースもありますし、ご予算の面でバイクの状態によっては他のコース(6,000円~16,000円のセットメンテB~Ⅾコースなど)を検討してもよろしいかと思います。

セットメンテナンス各コースの主な実施作業の違い

お見積もり&ご予約、お気軽にご相談ください

セットメンテナンス各コース⇒詳しくはコチラ

facebookページからご予約も可能です(A~Cコースは事前見積のみ)

同業他社のショップ様へ、作業承ります。

≪パートナーSHOP様募集中≫

※業販取引のご案内です

「忙しくて組立/修理作業やオーバーホール作業が消化できない」といったショップ様、弊店で御社の作業を外注させていただきます。お取引条件など、詳しくはTEL等でお問い合わせください。(バイシクルサポート 担当:寺村)

こちらから回収&作業終了後納品に伺えるエリアは久我山からおおむね車で1時間以内を目安に承ります。※当方個人経営のため、スケジュールの都合上、御社にて弊店までお持ち込みいただいた方が納期は短縮できます。 (搬送費用は有料です)

「オーバーホール」「全体整備」など作業に時間を要する仕事を中心にご依頼承ります。定期お取り引き、繁忙期のみ、イレギュラーな作業依頼、単発でのご依頼、展示車の7分組立などもOK、etc.、可能な限りフレキシブルに対応いたします。御社のショップ運営のお手伝いをさせていただければと思います。

「オーバーホール」や「セットメンテナンス」のご依頼の際は「事前見積り(無料)」がおすすめです

「セットメンテナンス」コースの場合…2~5営業日(コース内容による)

フル作業の「オーバーホール」…2~3週間目標(パーツ手配期間など含む)

このくらいの作業期間を目安にお時間をいただいております。ケーブル類やブレーキシューなど基本的な消耗品は常時在庫していますが、仕様が特殊な部品だったり、破損個所があって交換パーツが必要だったりするケースがあります。事前に自転車の状態を拝見させていただければ、こういった場合予めパーツの手配が出来るので円滑に作業スケジュールが進められます。「セットメンテナンス」各コースはパッケージ作業なので短期間での作業納期が可能です。「オーバーホール」の場合はさまざまな状況があるので、納期&費用ともに最終的は個別見積りになります。

それともう一つ大事なポイント。どのメンテナンスプランがお客様に最適なのかを事前見積で具体的に提案しております。自転車の状態を見ないことには判断ができませんので、そういった意味でもまずはお持ち込みいただくことをおすすめします。自転車にあまり詳しくない方でも、「予算のご希望(範囲)」「こんな感じに仕上げたい」「今後の使い方(使用頻度)」などをおおまかに(具体的でなくてもOK)お伝えていただければ、「おまかせ作業」的なプランも可能ですので、お気軽に。

ということで、

①事前見積来店で「メンテナンスの費用」&「作業に要する時間(期間)」をご提案

②作業スケジュールの相談

③「後日入庫」or「その日から預かり

の流れでの受付が可能です。

※事前見積をしていただけると、お預り期間が短縮できます。

※お急ぎでないケースでしたら、そのまま自転車をお預かりして随時作業でもOKです。もちろん、遠方からお持ち込みいただくケースなども。

実際の作業スケジュールは他のお客様の作業との兼ね合いもあるので、この点でも「事前見積」&「作業スケジュールの打ち合わせ」をしていただけると助かります。(すみません、何分、基本、私1人のお店なので…)

事前見積は無料です

※ただし、分解作業を伴う見積もりが必要な場合は費用がかかります。

事前見積は20~30分程度で終わりますが、お時間の都合がありましたら予めご相談ください。facebookページからお申し込みも可能です。

「セットメンテナンス」各コース詳しくはコチラ

年末年始休業のお知らせ

本年も残すところあとわずかになりました。日頃のご愛顧に厚く御礼申し上げます。誠に勝手ながら、バイシクルサポートは下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

2020~2021年 年末年始の営業スケジュール

  • 12月28日(月)…臨時休業
  • 12月29日(火)…通常営業します 11:00~20:00
  • 12月30日(水)…通常営業します 11:00~20:00
  • 12月31日(木)~1月6日(水)…年末年始休業
  • 1月7日(木)より通常営業

年始は1月7日(木)より営業いたしますので、ご不便をおかけいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。

バイシクルサポート

代表 寺村 孝

地味だけど重要なワイヤー類の話 その②

今回はワイヤーの種類について

当店で修理対応に使用しているワイヤー類(標準的な作業の場合)

※いずれも税別/作業工賃は別途

シティサイクル向けブレーキワイヤー

吉川ブレーキ(YSB)/スチール製セット

  • フロント一式…400円
  • リア一式…450円
いわゆるママチャリ向けお手頃ブレーキワイヤー。シティサイクルの場合、工賃込みで1ヶ所あたり1,000円程度で交換可能です。

クロスバイク・MTB向けワイヤー類

シマノ/ステンレスワイヤー各種

  • ブレーキインナー…300円(1本)
  • ブレーキアウター1台分…600円
  • シフトインナー…350円(1本)
  • シフトアウター1台分…700円
シマノのワイヤー類(ステンレス製)

ロードバイク向けワイヤー類

  • シマノのスタンダードなステンレスワイヤー…上記、クロス・MTB向けと同価格
  • シマノ/オプティスリック仕様シフト一式…2,066円
  • シマノ/ポリマーコーティングブレーキ一式…3,623円
  • シマノ/ポリマーコーティングシフト一式…3,909円
  • カンパ/ブレーキインナー…947円(1本)
  • カンパ/シフトインナー…962円(1本)

などなど、特にロードバイク系コンポーネントの場合、こっけうバリエーションがあります。互換性の中で制約はありますが、最近のシマノ系上位モデルだと選択肢が複数あります。

ロードバイクの場合、ワイヤー類は「こだわり」のパーツであったりもします

基本、スポーツサイクル系の作業の場合は、すべてシマノのステンレス製を使用していますので、スタンダードな料金での交換作業でも性能・耐久性は十分かと思います。

もちろん、作業は自分でやるというDIY派の方向けに「ワイヤー単品」での販売もしています。どれを選べばいいのかわからない方でもお気軽にご相談ください。

当店では一般のシティサイクル用からハイエンドロードバイク用まで、いずれも基本的な消耗品ですので常時在庫をしております。交換作業工賃を含めた総額は車種によって違いますので、詳しくは個別にお問い合わせください。

地味だけと重要なワイヤー類の話 その①

ほとんどの自転車では「ブレーキ」や「シフト」の操作は”ワイヤー(ケーブルとも呼びます)”を手元のレバーで動かして行います。

一度セッティングしてしまえば永久的に使える物であればいいのですが、そうはいかないのがワイヤー類の構造の特徴です。使用しているうちに少しずつセッティングがズレてくるので、ワイヤーの「張り具合(テンション)」を定期的に再調整する必要があります。また消耗する部品ですので定期的に交換が必要です。錆びてしまったり、変形してしまったり、ほつれたり切れたりすることがある部品です。

「シフター」と「ディレラー」を繋ぐワイヤー(ケーブル)の模式図

ワイヤー類の構成部品は、外側の「アウターケーブル」と内側の「インナーケーブル」とがあります。そして、ケーブルの末端にはそれぞれを保護する専用のキャップ取り付けられています(※キャップは仕様によっては必要ない場合もあり)。

明らかに見た目でわかる箇所が錆びてしまって動かない状態や、切れてしまっている場合などは、交換の時期の判断がし易いとは思いますが、意外と見えない部分が傷んでいたりして、シフトやブレーキの操作がスムーズでなくなったりします。

見えない部分のワイヤー類が消耗するとどうなるか、具体例を見てみましょう。⇓

錆びたインナーケーブル。アウターケーブルの内側に隠れている部分が茶色のサビが付着。
一見きれいに見えますが、シフトアウターケーブルのキャップを外してみると…
新品と比べてみると先端がかなり傷んでいます。
キャップが割れている場合も操作性能にはマイナス。さらに消耗すると、最終的にはアウターケーブルが破損してしまいます。
コチラはロードバイクのブレーキアウターケーブルの具体例。
普段見えない箇所ですが、使用していくうちに劣化していきます。

ということで、当然

ワイヤー類は消耗品です

…を前提に自転車のメンテナンスをする必要があります。

基本ワイヤー類は金属製なので、長期保管(良好な状態で)による経年劣化はあまりありません。どちらかというと「乗れば乗るほど」消耗していく部類のパーツです。使用頻度の多い方でしたら1年に1回程度の交換がおすすめです。ワイヤーが原因で動かなくなっている場合はもちろんですが、新品のワイヤーに交換することによって、「ブレーキ」や「シフト」の操作感が断然良くなります。

※交換作業工賃は1,500円/1ヶ所が標準費用です。ケーブルの値段はグレードがいろいろありますが、1,000円前後/1ヶ所あたりがスタンダードなケーブルの部品代金です。ただし、ワイヤー類は車種、モデルなどで大きく値段が違いますので、詳しい交換作業費用は個別にお問い合わせください。

『セットクリーニングコース』の紹介/「フレーム&ブレーキ周り」編

『セットクリーニングコース』は「①ギア周り分解洗浄(6,000円)」+「②ブレーキダストクリーニング(1ヶ所2,000円)」+「③フレームクリーニング(13,000円)」の3つのメニューを同時に行う洗浄メニューです。①、②単品メニューでも分解作業を伴うので、セットで承わる場合は割引の料金設定にしています。同時に行った方がお得な料金設定になります。クリーニング(洗車)関連メニューの詳細はコチラ。ケーブルやブレーキシューを交換するタイミングの「セットメンテナンス」や「オーバーホール」時に一緒に実施する方法もおすすめです。

セットクリーニングコース…12,000円(税抜)

≪基本的な作業工程のご紹介≫

まずはギア周りを分解して洗浄を行います。詳しい作業内容は前回のブログ(ギア周り分解洗浄編)をご覧ください。

ギア周りをすべて外した状態にしないと結局フレーム全体のクリーニングもできません。セットクリーニングコースの料金設定を割引でお安くしているのは、この状態でフレームのクリーニングができるからです。

「サビ」は落ちませんが、黒いベットリとした「油汚れ」はきれいに落とせます。

次にブレーキ周りをきれいにしていきます。リムブレーキにしても、ディスクブレーキにしても、パッドが削れることによって飛び散ったその汚れがフレーム付着します。いわゆるブレーキダストです。この汚れはフレームにしっかりとこびりつきますので、油汚れを分解するクリーナー系の溶剤では落とせません。コンパウンド系のクリーナーを使ってクリーニングをしていきます。

そして、フレーム全体をきれいに掃除していきます。代表的な場所の「ビフォー&アフター」例の写真です。フレームの塗装の種類や汚れの状態によって、複数のクリーナーを使い分けて作業をします。

クリーニング作業が完了したら、簡易ガラスコーティングを施工します。

大きなキズは消せませんが、微キズなら目立たなくなります。

グロス系(ツヤ有)塗装の場合、新車のような輝きが復活できます。最近はマット系(ツヤ無)塗装も流行っていますが、この種の塗装の場合はビフォー&アフターが作業例の写真ようにはならず、効果が分かりにくいです。ただ、コーティングすることによって汚れが落としやすくなりますので、日頃の掃除が楽になると思います。※当店で行っているコーティングは簡易施工のタイプです。

※納期は「セットクリーニングコース」の場合2~3営業日目安でお願いします(ただし、要事前予約相談でお願いします)。

『セットクリーニングコース』の紹介/「ギア周り分解洗浄」編

今回はメニュー表(下記)の「①ギア周り分解洗浄」の具体的な作業内容の紹介です。

バイシクルサポートの洗車関連メニュー

ギア周りは汚れが溜まりやすい代表的な箇所。こまめに掃除をしていても、入り組んだ狭い所に油の黒い汚れがいつの間にかに付着しています。チェーンを介して繋がっている構造なので、「チェーンだけ」「ギアの歯だけ」を掃除しても他所から汚れを拾ってきてしまって、なかなかきれいになりません。こういった汚れをリセットできるのが「ギア周り分解洗浄」での作業内容です。

基本的な作業工程のご紹介

「チェーン」「スプロケット」「クランク&チェーンリング」「プーリー」
を取り外して個々に分解洗浄を行っていきます

チェーンを洗浄します。状態が悪い場合には「チェーン交換 (別途費用) 」をおすすめするケースもあります。

スプロケットを洗浄していきます。

クランクを外してチェーンリングを分解洗浄します。

リアディレーラーのプーリーも取り外して洗浄します。

左:洗浄前/右:洗浄後

洗浄が完了したら、必要な箇所に注油を行って再組立てをします。

ギア周り分解洗浄…6,000円(税抜)

※納期は基本1~2営業日で仕上がります(ただし、要事前予約相談でお願いします)。

『全体メンテナンス作業』のご依頼実績を集計してみました

※クロスは「クロスバイク」カテゴリーです

昨年の開店当初からの集計ではありませんが、作業明細の納品書のフォーマットが固まってきた「昨年秋頃から2020年9月までの約1年間」の「ご依頼作業の実績」をまとめてみました。

今回の集計の対象となるのは作業明細の納品書を発行している下記の「全体メンテナンス系の作業依頼」です。

  • 各種セットメンテナンス(A~Cの3コースが集計対象)
  • オーバーホール作業
  • フレーム交換&0分組立
  • 及び、これらの作業に準じるご依頼作業

※軽作業(定期点検、パンク修理、タイヤ交換など、当日仕上げの簡単なメンテや修理作業)は今回の集計実績には入っていません。

やはりそうなると圧倒的に「スポーツ車」系の作業実績が多く反映された件数の構成比になりますね。日々のパンク修理など軽作業のご依頼は「シティサイクル」や「電動アシスト車」が目立ちますが、本格的な全体メンテナンスとなると「ロード系(シクロ車やTTバイクなども含むと)」が半数以上の構成比率です。「クロスバイク系」の作業依頼も意外に私の予想より多く、大事にメンテナンスをされて乗っていらっしゃる方が多くなってきているのではないかと思います。スポーツサイクルにとってメンテナンスは不可欠ですが、使用頻度の違いなど車種別の特徴の違いが反映されていますね。集計には反映されませんが、「シティサイクル」や「電動アシスト自転車」でも「前後タイヤ&チューブ交換」+「全体軽点検」がスポーツ車でいう「オーバーホール系」作業に相当しますので、これらの車種がメンテナンスに対する意識が低い訳でもないとは思います(この辺の車種カテゴリーはもともとメンテナンスフリーな構造が多いため簡易作業で済むケースも多いです)。

昨年秋ごろから2020年9月までの 集計データです

メーカー別では「スペシャライズド」「キャノンデール」「ジャイアント」が上位にランクイン。全体としてはヨーロッパ系のローバイクメーカーもご依頼の件数が多い印象。こちらは全カテゴリーの車種をまとめて「メーカー別に集計」した実績です。

「キャノンデール」は90年代~2000年代前半のマウンテンバイクのオーバーホールがけっこうありました。「MADE in USA」時代のオールド世代が今でも大事に所有されていますね。「その他(国内)」はクロモリ系のオーバーホールも目立ちます。

意外な結果としては、あの「キャニオン」が今のところ1台もありません。もちろん日々の軽作業での作業依頼では「キャニオン」ユーザーの方もご来店いただいたことがありますが、オープンして1年数ヶ月、まだオーバーホール系のご依頼はありません。※当店では「キャニオン」の作業依頼をお断りすることはありませんのでご安心ください。

男女別比率ですが、現在の日本のサイクリスト人口の比率を反映したような感じですね。これも日々の軽作業のご依頼を含めると、確実に女性の方の割合は大きく増えると思います。「クロスバイク」などの軽作業依頼では女性の割合も高いですし、「3人乗り電動アシスト自転車」では当然ほとんどが女性のお客様です。女性のサイクリストは年々増えてきていますので、この比率でも昔に比べるとかなり女性ユーザーのの比率は高いのではないでしょうか。

バイシクルサポートは車種カテゴリーを問わずに、幅広く対応している自転車のメンテナンス専門のお店です。日常のちょっとした修理から本格的なオーバーホール作業までお気軽にご相談ください。日頃、多くのご依頼ありがとうございます。今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。(バイシクルサポート 代表 寺村 孝)

『人見街道』と『自転車』と『道の話』

自転車で走りやすいとは言えない人見街道。むしろ自転車にとっては「酷道」といってもいいくらいです。車の運転でもかなり気を使います。抜け道として利用する車が多く時間帯によっては交通量もけっして少なくありません。走りやすくない一番の理由はその「狭さ」。おまけに直線的な道でなく、曲がりくねっていて見通しの悪い区間も多くあります。

近年の区画整理から取り残された残念な道路ではありますが、趣のある捉え方をすると「古く歴史のある道」なのです。昔ながらの道、それ故、この「狭さ」、仕方がないことでしょう。杉並・大宮八幡と府中市八幡町を結ぶルートで古くからの参道としての役割が人見街道の発祥とされています。並行して走る東八道路が広くきれいに整備されているので、いまさら人見街道の区画整備は期待できませんが、せめて電柱だけでも地下化してくれないですかね。

自転車にとっては路肩が広く整備された道路の方が確かに走りやすいに違いありません。一部の「歴史のある道」好きな人(や古道マニア)しか賛同してくれないかもしれませんが、個人的にはこういう走りにくい道って「風情」があって案外好きです。この手の道沿いには、史跡や神様仏様系の云われのありそうな祠的な物が多く残っています。こういった類の物って、道路を整備しようとしても簡単には移動させられないケースが多いようで、そこを避けるように道が通っていたりします。路面の勾配や道路がカーブしている理由を地理的&歴史的観点から考察するとおもしろいですよね。上り下りもそうですが、こういった道の状況を実際に体感し易いのが自転車で走ることの一つの楽しみだと思います。

サイクリングルートでマイナーな「林道」や「古道」を地図を見ながら探す時には神様仏様系物件の目印はかなり需要です。コンビニやGSも代表的な目標物ですが、廃業等で無くなってたり、移転していたり、新規開店していたりで、意外と不変的な目印ではありません。その点では神社やお寺などは滅多なことでは場所が変わらないので、特にグラベルライドやトレイルライドなどで目指す道の入り口を探す時の目印として非常に役立ちます。「神社が見えたら1本先の道を左に曲がる」といった目印として私はよく使います。

ということで、人見街道が直線的な道でないのは古くからの道がそのまま残っているからなのでしょう。バイシクルサポートの所在地は「人見街道と東八道路最接近場所」のすぐ近くです。そこにある「玉川上水沿いの大ケヤキ」も古くからの「云われ」があってがたぶん簡単には伐採できないんじゃないかと思います。根元になんか古そうな庚申様の祠が祀ってあるし…。コレを避けるように両側の道路(「人見街道」と「東八道路」)が通ってますよね。東八道路開通に合わせて、セブンイレブンは移転したけど、祠はそのままです。

庚申様の祠。移転直後のためコンビニの看板が2つ。

※当店への自転車でのアクセス方法のご案内

お店横(三鷹側)の側道は、「東八道路」につながってます。車では通り抜けできませんが、徒歩&自転車なら通り抜けできます(ショップ情報のページに詳細地図あります)人見街道を避けてアクセスしたい場合には東八道路からも自転車なら通れる路地があります。

洗車サービスもあります。

※詳細はお気軽にお問い合わせください

代表的な「洗車」関連メニューを抜粋してみました。 セットメンテナンス作業やオーバーホール作業などを行う際に同時に施工している ケースが多いのですが、ご注文はクリーニング作業単品でも承っていますので、今回はそのご紹介です。

「①ギア周り分解洗浄」はけっこう人気のメニューです。ギア周りは分解しないとなかなかきれいにならない場所ですので、一斉に分解して洗浄してしまった方が確実にきれいになります。クランク・チェーンリング・Rメカのプーリー・スプロケット・チェーンを取り外して洗浄します。

最近では設備の整った自転車の「洗車専門業者」さんも各地にオープンしてますね。それだけ需要があるということなのでしょう。専門的にされているショップさんのホームページなどを見ると、さすが本業、 すごくハイスペックな洗車関連設備が整ってますよね。当店はそれに比べるとかなりアナログな感じの作業ですが、人力(私の手作業)でせっせとお客様の自転車を磨かせていただいております。もともと、各種メンテナンス&再調整がメインの目的の作業工程の中で行っている「クリーニングサービス」ですので、「分解ついでにキレイにしてしまおう」というスタンスでの作業のため、その点はご了承ください。クリーニングすることによって走行性能の回復に役立つことも多々あります。 そういった意味でも洗車はメンテナンスの大事な一つの要素です。もちろん、見た目にもピカピカになるように、アナログ技術なりに心を込めて掃除させていただきます。

「セットメンテナンスA.プレミアム25,000円」にはメニュー表の「①+②+③のセットクリーニングメニュー」が含まれています。仕上がりとしてはおおむねご好評をいただいております。「基本消耗品交換+全体クリーニング」で愛車をリフレッシュしたい方に一押しのメンテナンスメニューです。

また、各箇所汚れの具合(&消耗具合)によっては、パーツ交換の方が効果的なケースもあります。具体的には実際にバイクを拝見させていただいて、総合的に判断をして各プランをご提案しております。代替パーツで対応できるものなら、研磨などのレストア作業よりも、新しい部品と交換してしまった方が、現実的には費用が安く上がります。この辺りはユーザー様によっていろいろと事情が違ってきますので、用途やご予算だけでなく、「思い入れ」なども伺って判断の材料にさせていただいております。

ケミカル類、掃除用品も販売してます。

日頃のご自身でのクリーニング作業はもちろん重要。店頭には日常的に行う洗車グッツも取り揃えていますので、使い方などよくわからないことがあれば、ご遠慮なくご質問ください。「日々の自分での自転車の掃除」+「定期的なショップでの本格的なクリーニング作業」をうまく組み合わせて愛車をキレイに保ちましょう。

納期は、オーバーホールやセットメンテナンスとの同時作業であれば、それぞれの作業納期に準じます。「セットクリーニングコース」は2営業日(要予約)程度で仕上がるかと思います。作業スケジュールのご相談は、いずれにしても事前見積に一度ご来店していただけると助かります。

『オーバーホール』それとも『新車に買い替え』?

比較して天秤にかけると…

フル作業でのオーバーホールのご依頼が、いわゆる「高級車」だけかというと、意外にそんなこともありません。

オーバーホール基本工賃(全作業)…35,000円(税抜)

  • フレーム、個々のパーツに分解して洗浄→再組立て
  • 各所グリスアップ作業
  • 消耗部品の交換(パーツ代金は別途)
  • 各所再調整作業

基本料金には上記の内容が含まれます。追加でアップチャージが必要になるケースとしては「油圧ディスクの作業」「ホイールの再組立て作業」「再塗装や再メッキ」「サスペンションのOH」「特殊クリーニング作業」などがあります。一般的な消耗品代金を含めて標準的な作業で済むケースでしたら、おおむね5~7万円程度が相場になるかと思います。ただ、状態によって作業内容がかなり異なりますので、詳細は個別お見積もりで相談後、確定となります。

費用の面からすると「新車への買い替え」「コンポーネント一式載せ替え」を検討していただいた方がいいケースも現実的にはあるかと思います。ただ、ユーザー様の長年使用している愛車への思い入れの要素があったりすると、値段の話だけでないこともしばしあります。私の方からは対応年数や安全性の観点からのアドバイスはさせていただきますが、個々の事情(所有し続ける理由、今後の使い方、etc.)をお聞かせいただけるとより総合的な判断ができるかと思います。

単純に「5万円」で購入した自転車でしたら、「作業工賃+パーツ代金=合計5万円」となると、やはり買い替えを検討される方も多いかと思います。しかし、値段以外の要素「思い入れ」や「思い出」、今では手に入らない「希少性」などの理由で、購入金額以上の費用をかける方もけっこういらっしゃいます。ご予算等も含め、ご希望を伝えていただければ、いろいろと相談に乗らさせていただきます。

※本格的なフル作業のオーバーホールまで必要ない状態でしたら、『セットメンテナンス』コースもご案内しています。こちらはパーケージで作業をする「パーツ代金込み」のお得な料金設定です。パッケージ作業なので、作業時間も短期間で可能です。通常の使用でも1~2年に一度は「基本的な消耗品(ブレーキパッド、ケーブル類、チェーンなど)」の交換が必要です。この辺りの部品交換を中心にコースメニューをご用意しています。「ロードバイク」ユーザーにはもちろんですが、料金設定的に「クロスバイク」ユーザーや一般の「シティサイクル」にも最適です。